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インド小葉紫檀について その名のとおり紫檀の一種です。 二胡界では古くから「インド小葉紫檀こそが紫檀」、さらには「インド小葉紫檀でできた二胡こそが二胡」とまで言われるほど二胡に適した素材として愛されてきました。 紫檀材の二胡は、一般的に明るく華やかで艶のある音色を奏でるのですが、インド小葉紫檀の二胡はこのような紫檀二胡の性質を十分に保ちながら、重厚さを兼ね備え耳触りも良いという優れた特徴を有しています。 インド小葉紫檀は、その色や木目の美しさと材木としての硬さや安定度のため、古くから高級家具材などとして高い需要がありました。その一方で木としての成長の速度が遅く、その高い需要に対して成長と供給が追いつかない状況が続いてきました。これにより絶滅が危惧されるようになり、この状況を受けて産地であるインドの政府が輸出を完全に禁止するに至りました。 このため、現在では中国の二胡工房が過去に輸入し積み上げた備蓄を切り崩しながら細々と生産している状態で、価格も年々高騰しています。
【黄 建洪(Huang Jian Hong)プロフィール】 1990年代初頭、巨匠・萬基興老師と共に「古月琴坊」を創業。苦難の道のりを経て、二胡に対しての独自の見解を持つに至った。 上質なニシキヘビ皮や木材の選定には独自の基準があり、黄氏の要求に合致する原材料こそが、独特なスタイルを築き上げる要となっている。 彼の作風は独自の流れを汲み、萬老師の娘婿として一番に萬氏からの指導を受けたのは勿論のこと、蘇州や上海の名高い技術者と長きにわたり技術交流を深め、彼らの特長も取り入れて自身の製作技術と融合させた。 その甘く柔らかな音色を湛えた独特なスタイルは、既に多くのプレイヤーから称賛を受けており、同世代の二胡製作師の追随を許さない。
「黄建洪」氏による製作証明書付き