紅木について
マメ科の小高木である紅木は、三味線などの楽器にも使用されており、緻密で堅い材質のため、振動が伝わりやすく、明るく響いてくれます。比較的手に入りやすい木材で、現在「古月琴坊」では、東南アジア・インド・アフリカ諸国など様々な国と地域より仕入れております。また、現時点で二胡に使用されている木材の全てを中国国外からの輸入に頼っております。
紅木二胡は、明るくはっきりした音色が特徴です。
初心者にも鳴らしやすいので、最初の1本におすすめです。
二胡に使用する材料の中では柔らかい方で、表面に塗装を施してあります。二胡に慣れるまでは、胴敷がつるつる滑って構えにくいと感じる方もいらっしゃるようなので、別売の滑り止めマットを貼ってご使用になると良いかと思います。
ほとんどの方が、二胡を始める時点では材料による二胡の音色の違いが分かりませんし、好みの音色もはっきりしていません。
二胡を数年続けるうちに、音色の判別や好みの音色が分かるようになってくるようです。この辺りのご希望がはっきりするまでは、入門用の紅木二胡を選択されるのも良いかと思います。
もちろん、長年に渡って紅木二胡を愛用されている方もたくさんいらっしゃいます。大切に使って頂き、きちんとメンテナンスしておけば、他の機種と同様に長年ご使用いただけます。