アフリカ産小葉紫檀について
希少材であるインド産小葉紫檀に代わり、赤みを帯びたアフリカ産小葉紫檀が広く出回るようになりました。産地は、マダガスカル島、コートジボワール、リベリア、モザンビークなど。最初は明るい紅色ですが、時間の経過とともに色が深まり、暗褐色に変化します。
【黄 建洪(Huang Jian Hong)プロフィール】
1990年代初頭、巨匠・萬基興老師と共に「古月琴坊」を創業。
苦難の道のりを経て、二胡に対しての独自の見解を持つに至った。上質なニシキヘビ皮や木材の選定には独自の基準があり、黄氏の要求に合致する原材料こそが、独特なスタイルを築き上げる要となっている。彼の作風は独自の流れを汲み、萬老師の娘婿として一番に萬氏からの指導を受けたのは勿論のこと、蘇州や上海の名高い技術者と長きにわたり技術交流を深め、彼らの特長も取り入れて自身の製作技術と融合させた。その甘く柔らかな音色を湛えた独特なスタイルは、既に多くのプレイヤーから称賛を受けており、同世代の二胡製作師の追随を許さない。